はじめに

晩婚化やライフスタイルの多様化に伴い、「不妊治療」を希望するカップルは年々増加しています。特に東京都内では、最新の医療技術を導入した専門クリニックが多数存在し、それぞれに特徴や強みがあります。本コラムでは、東京にある不妊治療クリニックの選び方、代表的な施設の紹介、治療内容、費用感、実績、そして選ぶ際の注意点までを包括的に解説します。

東京の不妊治療クリニック比較

不妊治療クリニックの選び方

1. 治療方針と専門性の確認

不妊治療には大きく分けて「一般不妊治療(タイミング法・人工授精など)」と「高度生殖医療(体外受精・顕微授精など)」があります。どこまでの治療を希望するのか、自分たちのステージに合わせてクリニックを選びましょう。

2. 実績や症例数

体外受精や顕微授精の成功率はクリニックによって大きく異なります。日本産科婦人科学会(JSOG)や各施設の公開実績などを参考にすると良いでしょう。

3. 通いやすさ・予約制度

不妊治療は継続的な通院が必要になるため、アクセスの良さも重要です。朝早くから診療を受けられるか、予約が取りやすいかなども確認しましょう。

4. 診療体制(女性医師の在籍・土日診療など)

女性医師がいるかどうか、土日祝の診療に対応しているかといった点も、仕事との両立や精神的な安心感に影響します。


東京で評判の高い不妊治療クリニック5選

1. 加藤レディスクリニック(新宿区)

  • 特徴:自然周期法(低刺激)に強み。採卵から移植まで短期間で行うスタイル。
  • 実績:日本最多クラスの採卵件数・移植件数。海外からも患者多数。
  • 費用例:体外受精約30〜50万円(保険適用外プランあり)。
  • 診療時間:土日祝も診療、早朝から受付。
  • おすすめポイント:薬剤の使用を最小限に抑えた治療が可能で、体への負担が少ない。

2. 新橋夢クリニック(港区)

  • 特徴:ホルモン値を詳細に分析した個別化医療が強み。
  • 実績:高い妊娠率と少数胚移植で有名。
  • 費用例:保険診療・自費診療両方あり。体外受精約25〜45万円(自費)。
  • 診療時間:土日診療あり、予約制。
  • おすすめポイント:原因の特定に強く、二人目不妊にも対応。

3. はなおかIVFクリニック品川(品川区)

  • 特徴:「安心と納得」の医療を掲げ、説明の丁寧さで高評価。
  • 実績:ART実績年間約1,500件以上。全国水準以上の妊娠率。
  • 費用例:保険適用外プランで40〜50万円前後。
  • 診療時間:平日夜間診療対応、女性医師在籍。
  • おすすめポイント:女性医師・スタッフも多く、安心感のある環境。

4. 杉山産婦人科(新宿・世田谷・丸の内)

  • 特徴:婦人科・産科との連携もあり、出産までの一貫対応が可能。
  • 実績:体外受精成功率やART症例多数。医師の数も豊富。
  • 費用例:保険診療中心。自費での治療も可能。
  • 診療時間:土日祝対応、オンライン相談もあり。
  • おすすめポイント:通院しやすい複数拠点。妊娠後もサポート可能。

5. 両角レディースクリニック(新宿区)

  • 特徴:培養技術に優れ、受精卵の凍結保存に強み。
  • 実績:高齢不妊にも実績あり。40代の妊娠実績も多数。
  • 費用例:体外受精1回あたり約40万円〜(保険あり)。
  • 診療時間:土日祝も診療。カウンセリング体制が充実。
  • おすすめポイント:胚盤胞移植、PGT-Aなど最新技術も取り入れている。

不妊治療にかかる費用と助成制度(2024年現在)

1. 保険適用の範囲

2022年4月より、体外受精・顕微授精にも保険が適用されるようになりました。ただし、年齢制限(42歳未満)や回数制限(最大6回)があります。

治療内容自己負担(3割)目安
人工授精約5,000〜10,000円
体外受精(保険)約10〜20万円
顕微授精(保険)約15〜25万円

2. 自費診療と併用の注意点

高度な医療技術(PGT-A・タイムラプス培養など)を希望する場合、保険適用外となり全額自己負担となります。自費では1回あたり30〜60万円かかることもあります。

3. 各自治体の助成金

東京都では区市町村ごとに独自の助成制度を設けていることもあります。治療前に「住民票のある自治体」に問い合わせることをおすすめします。


クリニック選びでよくある質問(FAQ)

Q1:通院はどれくらいの頻度ですか?

A:タイミング法・人工授精であれば月2〜3回、体外受精では排卵期に向けて週に2〜3回の通院が必要になることがあります。

Q2:仕事との両立は可能ですか?

A:近年は早朝・夜間診療、オンライン相談を取り入れるクリニックも増えており、働きながらの通院も可能です。

Q3:夫婦での通院は必要ですか?

A:基本的には「夫婦での検査」が推奨されます。男性不妊が原因のこともあり、男性側の精液検査などが初期段階で行われます。


まとめ|まずは初診予約と情報収集から

不妊治療は決して簡単な道ではありませんが、東京には世界水準の医療技術と丁寧なサポート体制を備えたクリニックが多数存在します。

まずは自分たちの状況や希望に合ったクリニックをピックアップし、初診相談を受けてみることが第一歩となります。公式サイトや口コミだけでなく、厚生労働省や日本産科婦人科学会の情報も参考にしながら、無理のない治療計画を立てましょう。

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